アメリカと日本の株価の関係性&過去の事例から知るこれから想定される相場の動き!

   

アメリカと日本の株価

日米関係によって株価は連動するの?

昔は、米国がくしゃみをすれば日本は風邪をひくというのが、通り相場でした。

日本は、米国への依存度が高く、加工貿易型の日本の製造業は米国無くしては成り立たなかったのです。

その構図は今もそれほど変わってはいません。

トヨタ自動車が日本のトップ企業となったのは、日本における内需のお陰だったのは間違いありません。そして、そこから世界的な企業になったのは米国市場のお陰だったのです。

そのため、トランプ大統領がトヨタ自動車のメキシコへの工場開設には難癖を付けて、トヨタ自動車は大きく動揺したのです。

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アメリカが日本の市場に与える影響は大きい

トランプ大統領のTwitterの一声でNYダウも日経平均も大きく変動したのは、トランプ大統領の権限の強さもありますが、米国市場が世界の経済を動かしていることを改めて浮き彫りさせた結果となりました。

国力が衰えているという米国ですが、いまだに世界の超大国であることを印象づけているのがトランプ大統領のTwitterでの発言からでもわかります。

そのようなことで、日経平均はNYダウが100ドル上がれば100円上がるとされています。

ニューヨーク証券取引所が閉まってから、東京証券取引所が開くので、まさにNYダウの株価が上下動がそのまま、日経平均の上下動となることが多いのです。

総合指数の相似性は今も昔もそれほど変わっていないと言ってもいいでしょう。

過去の日米関係による株価の変動例

アメリカの株式市場

日米戦争という日米関係の低迷期では、日本の株価は当然のごとく、下落気味となっています。そこから、戦争終結後から1960年代の高度経済成長期においては、株価の上昇もまさに天をつくような上昇となっているのです。

1960年は日米安保条約が締結された歳でもあり、それによって米国の強固な後ろ盾のもと、日本経済はさらに加速的に発展したのは間違いありません。

その後、1970年代初頭のニクソンショック、ロッキード事件などで一時の下落を除いて、そこから1980年代のプラザ合意からバブル経済が始まるのです。

もっともそこが日本の株価のピークとなり、2009年のリーマンショックを経て株価は長期低迷を迎えたのです。もっとも、バブル崩壊から日本では失われた20年とされた、長い低迷期に入っていました。

現在の日米関係とこれから予測される平均株価の動き

現在の日米関係は非常に良好と言ってもいいでしょう。

トランプ米国大統領の奔放な発言で、右往左往する場面はあったのですが、それでも安倍首相がトランプ大統領就任前に即座に会うという、離れ業を演出。

さらには大統領就任直後の日米首脳会談と、まさに日米の蜜月振りを世界に示したのは大きな成果といえますし、それが証拠に安倍首相とトランプ氏が計二回会った直後の株価は、上昇傾向にあったのです。

もっとも、米国のTPP離脱は確実視されていますし、今後の日米関係は順風満帆というわけではありません。がっぷり四つの二国間交渉が待っているので、それ如何によって、平気株価の変動も予測されているのです。

今後のトランプ政権下での日本で注目される業界

トランプ政権で注目される日本の業界は言うまでもなく、自動車業界です。トランプ大統領の発言にもいち早く反応しましたし、トヨタ自動車社長は即座に米国での雇用の創出を約束したのです。

自動車業界はこれからもトランプ大統領に翻弄されそうですが、したたかにこれまで通りの成長戦略を描いてもらいたいものです。

もっとも、これまでの発言によって、トランプ大統領は自動車産業、鉄鋼産業などいわゆる旧産業を重視する傾向にあります。

変わって、IT関連事業などの新産業を軽視することから、自動車、鉄鋼業界には明るい兆しが見えていると言ってもいいかもしれません。

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